株式投資をする前に「知っておくべきこと」

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今回は株式投資をする前に知っておかないと、後々後悔する羽目になると思いますので、基本的なところについて書いていきます。

まず株式の仕組みにお話しさせていただきます。

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株式の仕組み


そもそも株式とは、株式会社が事業に必要な資金を調達するために発行しているものです。株式会社について知らないと、株式について理解が深まらないと思います。

今回は株式会社の説明からしていきます。


まず、会社は大きく4つに分かれます。合名会社合資会社合同会社株式会社の4種類です。

その中でも株式会社とは、株を発行して立ち上げた会社のことです。日本で最も多い代表的な会社形態となります。

まず会社の資金調達の手段として、融資、出資、補助金や助成金、最近ではクラウドファンディングといった手段があります。今からお話しするのは、証券会社で売買可能な株式での資金調達について述べていきます。

株式会社では、資本を出資してくれた人(出資者)を株主と呼びます。株式と引き換えに資金を調達して、お金を生み出していく株式会社において会社側、出資者側それぞれの視点でのメリットについて述べていきます。

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出資者のメリットは?


大きく2点あります。
・配当金や株主優待が得られること(インカムゲイン)
→配当金とは会社が得た利益の一部を、株主へ支払うものです。
→株主株式を長期的に保有している株主へ配当金とは別に企業の自社製品やサービスを
提供するものです。
・株価(株式の価値)の上昇による利益のこと(キャピタル・ゲイン)

しかしながら、リスクもあります。
それは会社の業績の悪化による株式の価値が下がる可能性です。
全ての企業が会社の価値が高まり続けているわけではありません。
時代が変わると、新たな技術が生まれて、新しい会社が設立され、
元々あった会社の価値も日々変わります。
そういったリスクも理解した上で株式投資に足を踏み入れることが大切です。

次に、株式投資を始めるにあたって、考えておいたほうが良いことがあります。
ほとんどの場合、株式は証券会社を通して売買が行われます。
大きく対面式証券会社とネット証券会社に分かれます。

対面式証券会社の場合、営業担当に相談しながら投資先を考えられる反面、
取引にかかる手数料がネット証券会社よりも割高です。
ネット証券会社の場合は、自分で投資先を判断する必要がある反面、
取引にかかる手数料が割安です。
投資が初めてな方や、投資のアドバイスが必要な方に関しては、
対面式証券会社を選択するのも良いかと思います。

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株式投資のメリットとは?

株式投資には主に以下の3点のメリットがあります。

  • 配当金を得られる
  • キャピタルゲインを得られる
  • 株主優待を得ることができる

配当金を得られる

配当金制度がある企業の株を購入して、その企業が事業において利益が出た場合に配当金を得られることがあります。

キャピタルゲインを得られる

キャピタルゲイン(売却益)とは、購入した金額よりも高い金額で売却した場合その差額が利益になることをいいます。株は常に変動しているため、キャピタルゲインを得るチャンスは定期的にあります。

しかしタイミングを間違えると逆に損出になるリスクもあります。

キャピタルゲインを得るための方法ですが、決してギャンブルではありません。値が上がりそうな将来性のある株を、いかに安く購入するか市場の動きを勉強する必要があります。

株主優待を得ることができる

株主優待とは、企業が株主に対して特別なクーポンや特別な割引を提供することをいいます。これらは会社の従業員、会社の株主、投資家などに提供されることがあります。

金券やそれぞれの会社の製品などさまざまな株主優待があります。中には通常社員でないと買えないような非売品の商品を提供することもあります。

株式投資のデメリットとは?

ここまで株式投資のメリットを説明してきましたが、以下のようなデメリットもあります。

  • 元本保証がない
  • 資本金が必要

元本保証がない

株式投資は預貯金と違い元本保証がないことから、損出になる可能性があります。株式投資は、価格変動のリスクにさらされるため、最もリスクの高い投資戦略の1つです。株式市場が下がれば、お金を失うことになります。

資本金が必要

株を購入するための価格は、株価かける株数となっているのですがこの株数は100株セットとなっています。株価は日経新聞などで毎日表示されるのですが、例えば株価が1,000円の株を購入しようとしたら、初期費用は10万円となります。

購入しようと思っている企業があれば、毎日の株価情報をチェックすると資本金がいくら必要かがわかります。

この10万円が高いや安いかはひとそれぞれ感じ方が違うでしょう。しかしこの10万円が失う可能性もある点から、ここではデメリットとして説明しました。「1,000円くらいであれば失っても仕方がない」と思う人でも、いざ10万円だとどうでしょうか。

さらに手数料も必要になるのです。

買いのタイミング、売りのタイミング?

 株は、「安値で買い」、そして、「高値で売る」が鉄則です。鉄則通りだと誰でも利益を手にすることができます。これは、口で言うのは簡単ですが、実際にやってみるとそんな生易しいものではありません。

それでも、「買いのタイミング」、「売りのタイミング」と言う法則は少なからず存在します。その法則を実践すれば、だれでも売買によるよる利益を得ることは可能です。

株の売買のバロメーターは日経平均株価

 いつも目にする日経平均株価は投資家にとって売買のバロメーターです。日経平均株価が安い時に買うということは、相場に対する不安材料が増え、悲観に思う人が増えているときに株を買うということです。

反対に、高くなる時に売るということは、相場に対する好材料が増え、楽観に思う人が増えているときに株を売るということです。

一見すれば、相場が不安定になれば株を買うのはやめたい。反対に、安定すれば株を買いたいと言う衝動にかられがちですが、その、法則に逆らって投資家は株の売買を行っているのが分かります。「買いのタイミング」「売りのタイミング」を投資家は見極めているのです。

株の売り買いの判断

割安の水準で株を買う
 投資銘柄が日本株の場合は日経平均株価やTOPIC指数のほか、同業他社の銘柄など予想PER(株価収益率)を比較します。
 日経平均株価やTOPIX指数が大きく下がった場合や投資したい銘柄の予想PERが低い場合は、おしなべて株の買いタイミングで だと言えます。

株価の暴落時が狙い
 リーマン・ショック時もそうでしたが世界的に株価が暴落した時は絶好の買いのタイミングと言えます。リーマン・ショック時からの日経平均株価は、約4倍値上がりしています。また、コロナショック時にも株価は大きく下落しました。このように暴落時は、優良株 を割安な水準で購入できるチャンスでもあります。暴落時だからこそ狙い目なのです。

IPO(上場)株が狙い
 本来、未公開株でも株の売買はできますが、市場で株式が公開されていないと売買する相手を自力で見つけなければなりません。株が市場で公開されると企業としての信用も得られます。それよりも上場することによって株式市場という市場を利用しつつ株を買ってくれる投資家を見つけて資金調達ができやすくなります。IPO株は上場時に予想よりも高く買われることが多く投資家にとっては、狙い目の株なのです。上場してすぐに買えば上昇するチャンスも多いと言えます。

売る基準を決める
 株価の上昇トレンドが続くと、この株はまだまた上がるものと錯覚しがちです。このまま天井まで上がり続ければ大儲けができるものだと勘違いし、売るタイミングを逃すことは投資家にはよくあることです。株の売買は決して欲張ってはいけません。相場の格言に「もうはまだなり、まだはもうなり」があります。株を売る場合は、ここまで上昇したら売るという基準を設けるべきです。


 保有する企業のファンダメンタルズが悪化したら危険信号です。売り時のサインです。ファンダメンタルズとは企業の経営状態を表す指標のことで企業の財務状況など基礎的な条件を表します。

企業のファンダメンタルズが大きく悪化した場合は、株価が元の水準まで戻る可能性が低くなり、塩漬け株になりやすいので、迷うことなく売却することが鉄則です。

投資をするなら低位株が面白い!

株に投資してみたいと考えているが、どんな株に投資すればいいだろうかと迷っている人は多いと思います。
株には、大型株や小型株などの言い回しの他に、値がさ株や低位株と呼ばれるものがあります。その中の低位株に焦点を当てて低位株とはどういうもので、投資して良いのか。悪いのか。

そのメリット、デメリットを説明しつつ投資するなら低位株が面白いという理由を述べたいと思います。

低位株とは?


低位株とは、一般的に、一株当たりの価格が500円未満で取引される株を指します。さらに価格が低い100円未満の株は、超低位株と呼ばれます。いわゆる「ボロ株」と呼ばれるものです。
低位株は、不動産や建設、鉄鋼、造船、科学などの業種に多く見られます。低位株だからと言っても、単に企業の業績が悪いとか、成長性が見込めないかと言うと決してそうではありません。優良企業もたくさんあります。
ただ、株価が値がさ株などに比べて極端に安く、また、株主への配当がなかったり、株主優待がなかったりすることはありますが、それでも低位株は投資として選ぶにふさわしい魅力ある銘柄です。

低位株のメリット

低位株は、投資家にとって次のようなメリットがあります。

低位株はとにかく一株当たりの価格が安い
 低位株は一株当たりの価格が安いというのが特徴です。ほとんどの銘柄を一株当たり100円から500円の価格で購入することがで きます。超低位株「ボロ株」に至っては、100円以下で購入できます。さらに、30円以下で購入できる銘柄もあります。

少ない購入資金で分散投資ができる
 株主は、投資リスクを抑えるためによく分散投資を行います。一つの銘柄に集中すると株価が下落した時に大きな損失を被ります。そうならないためにいくつもの銘柄に投資するのです。
 低位株は購入資金が少額で済むために、少ない資金でもリスクを避けるためにいくつもの銘柄に資金を回すことができます。例えば値がさ株など10万円の資金で一銘柄しか購入できない場合でも、低位株なら同じ10万円の資金で二つ、三つの銘柄を同時に購入す ることもできます。

低位株は株価が大化けする
 株価が大きく変動しているときに「ストップ高」「ストップ安」と表すことがあります。ストップ高とは、株価が暴騰しているとき。反対にストップ安とは株価が暴落しているときを言います。
 低位株には、企業の決算が優良と判断されたり、特別な業績判断が出た場合など投資家に好感されてストップ高水準まで株が大きく買われることがあります。
 ストップ高の水準で買われるということは、例えば、60円の株がストップ高になった場合には、値幅制限ぎりぎりの90円の水 準で買われることを意味します。たった1回のストップ高で株価が1日で1.5倍にもなります。いわゆる大化けです。

低位株は初心者向き
 株投資の経験のない人にとって低位株はトライしやすい銘柄です。投資資金が少なくても株主になれるから魅力的です。また、投資資金が少なければ損失のリスクが少なく済みますので初心者向きの銘柄だと言えます。

低位株のデメリット

低位株には次のようなデメリットもあります。

企業倒産のリスクがある
 低位株を発行する企業は株式資産の少ない企業が多いことが一般的です。企業のバックボーンとなる資金が少ないために業績が不良になった場合、倒産リスクが高まります。倒産となった場合は、せっかく投資した資金が0になる懸念もあります。

株価が仕手筋に操作されやすい
 投資家の中には仕手筋といわれるグループも存在します。株価を投機的に吊り上げたり、落としたりたりしながら莫大な利益を上げるやり方です。低位株はそんな仕手筋に狙われやすいのです。仕手筋に投機的な売り買いをされたら個人投資家は太刀打ちできません。

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