どうしていつも私?子供の熱で仕事を休むのは母親の役割?

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幼児期の子どもは病気で熱を出しやすいもの。

「子供が熱を出したら休むのはいつも私」

「同じように働いているのにどうして…」

と悩まれている母親も多いです。

私は保育士の専門学校を卒業していることもあり、周囲の母親から相談されることも多々ありました。

結論から述べると、子供の熱で仕事を休むのは母親の役割ではありません

母親であろうと会社に勤めている以上、迷惑をかけないようにと考えるのは当然のことです。

この記事では子供の熱で仕事を休むことが母親の役割だと思われる理由と夫に協力してもらう方法について解説していきます。

読み終えて実際に取り組んだ際には、母親が休むばかりではなく夫も協力してくれるようになるでしょう。

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子供の熱で仕事を休むことが母親の役割だと思われる理由

なぜ子供の熱で仕事を休むことが母親の役割だとされているのか。

これは「そういう風潮があるから」という回答が最も正しいでしょう。

先ほども述べたように、会社に勤めている以上、自分が休んで迷惑をかけたくないと考えるのは当然のこと。

母親でも父親でも会社を休んだ場合に同じように迷惑をかけるなら、本来であれば交互に休むという解決策が妥当です。

「父親の方が稼いでいるから当然」という方もいますが、同じように責任を持って働いていることを考えれば収入は関係ありません。

子供の面倒を見るのは母親の役割、仕事をするのは父親の役割という風潮がこの現状を生み出しているのです

看護休暇は法律で認められているのにどうして?。

看護休暇とは、小学校就学前の子供が病気になった場合に休暇を取得できる制度です。

育児・介護休業法と呼ばれる法律で定められており、正社員に限らずパート・アルバイトも対象となります。

小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者は、その事業主に申し出ることにより、一の年度において五労働日(その養育する小学校就学の始期に達するまでの子が二人以上の場合にあっては、十労働日)を限度として、負傷し、若しくは疾病にかかった当該子の世話又は疾病の予防を図るために必要なものとして厚生労働省令で定める当該子の世話を行うための休暇(以下「子の看護休暇」という。)を取得することができる。

出典:e-GOV法令検索 育児・介護休業法 第十六条の二(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=403AC0000000076)

このような立派な制度があるのに、父親が看護休暇を取ろうとすると「男なのに看護休暇?」と思われることも。

父親の中には周囲の人からこのように思われたくないから制度を使いたがらない方も多いです。

これはやはり、まだまだ子供の面倒を見るのは母親の役割という風潮が根強いからでしょう

政府や会社がもっと制度の利用を推奨してくれればこの風潮も変わるかもしれません。

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どうすれば父親も子供の熱に協力してくれる?

子供の熱で母親だけが仕事を休むことに納得できない場合は夫に相談しましょう。

このとき以下の2つを含めて相談することで、納得してくれる可能性が高くなります。

協力してくれない理由を聞く

自分にかかる負担を説明する

協力してくれない理由を聞く

なぜ夫が協力してくれないのか理由を聞いてみましょう。

夫が協力的でないのは、子供の面倒を見るのは母親の役割だという風潮に甘えていることが一番の理由です。

この風潮におかしいと思いながらも甘えてしまっている場合は、素直に聞いてみることで協力的になる可能性があります。

「子供の面倒を見るのは母親の役割、仕事をするのは父親の役割だと思っている?」と直球で聞いてみるのも効果的です。

自分にかかる負担を説明する

夫が協力してくれないことで自分にかかる負担も説明しましょう。

会社を休むことで母親にかかる負担を夫が理解していない場合があります。

夫が会社を休みたくない理由として会社に迷惑をかけたくない、周囲の人に嫌味を言われるかもなどが挙げられます。

しかし、夫が会社を休まなければ当然、この負担は全て母親であるあなたに来ることになるのです。

このことに関して問い詰めれば、夫も納得をして協力的になってくれるかもしれません。

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母親も父親も仕事を休めないときの対処法

子供が熱を出した時は本人が一番不安を抱えているため間違いなく仕事よりも家族が優先です。

あまり良くないことですが、父親も母親もどうしても仕事を休めない場合の対処法を紹介します。

両親にお願いする

父親と母親のどちらかの両親にお願いするのが最も良い手段です。

自分たちが病気で熱を出したときの看病をしてくれていたわけですから安心して任せられますし、何より面識があることで子供も安心します。

ただし、当日の朝にいきなり連絡をもらっても混乱する可能性があるため、「万が一の時はお願いします」とあらかじめ頼んでおきましょう。

病児保育で預かってもらう

両親が近くに住んでいない場合に利用したいのが病児保育です。

病児保育とは、体調が優れない子供を預かる保育サービスのことをいいます。

子供が熱を出した当日の朝から夜まで利用でき、午後までに仕事を終わらせてすぐに迎えに行くという使い方もできます。

どうしても仕事を休めない時に備えて事前に病児保育が近所にないか調べておきましょう。

まとめ

この記事では子供の熱で仕事を休むことが母親の役割だと思われる理由と夫に協力してもらう方法について解説してきました。

子供の熱で仕事を休むことが母親の役割だと思われる理由は風潮が主な原因です。

子供の面倒を見るのは母親の役割、仕事をするのは父親の役割というおかしな風潮があります。

しかし、父親もそんな風潮に甘えているだけで素直にお願いすれば協力的になるケースも少なくありません

このとき、協力してくれない理由を聞いたり自分にかかる負担を説明したりすると効果的です。

お二人の子供ですからきちんと夫婦で協力して見てあげましょう

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