個別支援計画の簡単な作り方

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今回は、施設で作成している個別支援計画についてお話したいと思います。

障がい者施設等で勤務されている方はご存じと思いますが、利用されている方に「こんな風に支援をしていきますね」っていう計画書を「個別支援計画書」と呼んでいます。

「なんで仕事の説明?」って思う方もいらっしゃると思いますが、とにかく作るのがめんどくさいんです。

新人の方や、作るのが苦手な人は参考にしてください。

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個別支援計画について

さて、個別支援計画書。
めんどくさいですよね~。

私はこの仕事を始めて18年になりますが、未だに個別支援計画などの作成の時期になると憂鬱になります。

うちの施設では、年度始めの「個別支援計画書」と、中間報告の「中間」、年度末のまとめの「年間」の3点を作成しています。

初めて施設に就職が決まり、この個別支援計画の作成にいったいどれ程の時間を使ったことか…

  • まず何を書いたら良いかが分からない!(どんな支援をしたら良いかわからない)
  • 書くことが分からないから気が乗らない!
  • 大体上司にどう書いたら良いか質問しても良く分からない!(←これ、同じ施設内で聞かれると、例えばで説明したことをそのまま使ったりするので、答えを教えちゃってるみたいで説明が難しいんです。答えで良いんですって思っちゃいますがそれだとね。)

自分はこんな理由でした。

おのぴの
おのぴの

ひどいときは日付が変わってもまだ残業してたね・・・


自分は文章が苦手なのでとにかく進まないんです。

新人の時は「どんな支援をしたらいいのか」がわからないので、なんとなく作って上司に渡すと

上司
上司

この人は、昔~(こんなこと)があったからね~、これじゃあダメだよ。

と言われることが多かったです。

おのぴの
おのぴの

昔の事なんて知らねぇよ!(心の声)

現在は気分さえ乗れば、1時間かからずに1件ぐらいは形になるようになりましたが、それでもめんどうな作業であることに変わりはありません。

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長期目標の作成

個別支援計画作成ですが
・長期目標
・短期目標
・具体的支援内容
を書式に入れますよね。(うちはざっくり言えばこれです)

長期目標は『安定した生活』、希望があれば『一般就労』が入っていれば昨年度とたいして変わらなくても良いと思います。

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短期目標の作成

次に短期目標ですが、これを決めるときは前年度のまとめ(うちでは年間)を参考にします。


個別支援計画の作成にあたって会議とかがあればそれも参考にしますが、年齢が上がるほど変化が少なくなってくるので、短期目標が変わりにくくなってきます。

おのぴの
おのぴの

年を重ねてから毎年「新しいこと始めましょう!」なんて言われても無理♪

例えば、年間まとめで短期目標が3つあって、会議とかでも変更がなければ、そのまま短期目標として使います。(健康管理、対人関係、作業面の内容、就労等)

健康面に対する短期目標

健康に対する支援については、個人個人によって違うので具体的支援内容で説明いたしますが、短期の目標として必要な場合は「健康管理・維持できるように支援します。」で良いと思います。

対人関係の短期目標

対人関係の短期目標としては

  • 良好な対人関係が築けるように支援します。
  • コミュニケーションスキルの向上ができるように支援します。
  • 気持ちを伝えられるように支援します。

などがあります。

対人関係の課題がある方は、他者との関わりが上手くいかない(トラブルになりやすい)、コミュニケーションが苦手で関りが少ない方に入れます。

作業に対する短期目標

作業に対する短期目標は

  • 集中できるように支援します。(周りが気になっちゃう人)
  • 作業能力を向上できるように支援します。(簡単な作業が多い人)
  • 作業に責任を持って取り組めるように支援します。(飽きやすい人)
  • 報告ができるように支援します。

といった内容があります。

B型施設の支援としては作業に関する内容が多くなってきます。

就労に対する短期目標

就労に対する短期目標は、就労に近づくための目標になるため

  • 施設外での活動(実習)に参加し、社会経験を積みます。(施設外経験が少ない方)
  • 就労に必要なコミュニケーションスキルを習得できるように支援します。(他者とのコミュ)
  • ビジネスマナーが習得できるように支援します。

などがあります。

就労の経験が少ない人には、「就労に向けて必要なコミュニケーションスキル、マナー等社会経験が積めるように支援します」とまとめてしまっても良いと思います。

短期目標のまとめ

会議で変更がかかっている目標、増やすことになった内容は追加をしますが、何て目標にしたら良いかが分からない人は、『他の利用者の方の短期目標を確認』してみてください。目標はあくまでも目標なので、同じような目標の人がきっといます。

これで『長期目標』と『短期目標』は大体出来上がります。

具体的支援内容の作成

最後に『具体的支援内容』、目標を達成するために何をするのかってことですね。

1年で目標の達成、課題の改善はなかなか難しいです。人間そんなにすぐに変われないですよね~。

おのぴの
おのぴの

変われるなら書類が作れるようになってます♪

これも前回の計画書(計画なら年間、年間なら中間)を参考にします。今年はこれやったので来年はこれやります!って感じに計画を作っていきます。

健康に対する具体的支援内容

健康面については、支援が必要な人は通院を行っていますので、その症状を確認する具体的支援内容が良いと思います。

腰痛の症状がある方の場合は

  • 「腰痛の症状についてはご家庭と情報を共有しながら状態の維持に努めます。」
  • 「腰痛の症状を確認し、負担なく活動に参加できるように配慮します。」

糖尿等通院がある方の場合は

  • 「通院の状況を確認し、不安なく生活ができるように支援します。」(施設側の配慮)
  • 「糖尿の持病をお持ちですので、健康状況を確認し、ご本人も意識できるように働きかけます。」(本人の意識を促す)

糖尿を持ちながら甘い飲み物や間食など飲食が意識できていない方にはこのような支援内容になります。

症状に合わせて「本人に意識してもらう」「こちらが配慮する」「ご家族と密な連携が必要」かを判断して具体的支援内容に盛り込むことでご理解を得られると思います。

対人関係に対する具体的支援内容

対人関係についてはなかなか難しい部分ですね。

成育歴や環境によって関わり方は変わってくるので、対象の方に合わせた書き方に変える必要があります。

トラブルが多い方については

  • 「他者との関わり方を確認し、トラブルにならないように関わり方について説明を行います。」
  • 「良好な関係が築けるように、職員が間に入りながら他者との関わり方を伝えます。」
  • 「他者に対する行動をご本人が意識できるように説明を行います。」

コミュニケーションをとりたいけど苦手、気持ちを伝えられない方については

  • 「ご本人の負担にならないように配慮しながら気持ちを伝える場面を設定し、意思を伝えられるように支援します。
  • 「ご本人が話しやすい話題を提供し、表現できる場面作りを行います。」

などがあります。

どうしても周囲と折り合いが付けられない方については、関りで不安定なることもあるので「落ち着ける環境づくりを行います。」となってくると思います。

作業に対する具体的支援内容

作業も色々な支援があります。

集中できない方に対しては

  • 「集中して作業に取り組めるように、環境の設定を行います。
  • 「ご本人の好きな作業を模索、提供して集中できるように支援します。

飽きやすく、最後まで取り組めない人には

  • 「少量ずつ提供し達成感を感じながら作業ができるようにします。」
  • 「仕事の必要性を説明し、責任感を持って取り組めるように説明します。」

同じ作業を長く続けていると、どうしても飽きてきてしまうのでしょうがないことですが、施設側としては「それに対してこんな風に声を掛けます」という支援の提示が必要な場合がありますよね。

報告が苦手な方については

  • 「報告する機会を多く作ります。報告の仕方がわからない様子が見られたときは、場面ごとに伝え方を説明して報告できるように支援します。」
  • 「報告する内容を簡潔にして、ご本人が報告しやすい方法を探します。」

就労に対しての具体的支援内容

就労に関しても、基本的には社会人としてのスキル・経験が不足していることを補うための具体的支援内容となります。

就労に必要なことはたくさんあると思いますが、細かくモニタリングをして支援を変更していくシステムになっていなければ

  • 「ビジネスマナーが習得できるように、勉強会を通じて理解できるように支援します。」
  • 「実習等施設外で経験を積めるように機会を設定します。」(実習に行く人が対象)
  • 「就労に必要なホウレンソウが習得できるように、普段の作業の中で説明を行います。」

といったような少し幅広めでも良いと思います。

具体的支援内容について

次年度の計画を作成するときは、現状ある支援内容にプラスする必要があります。

例えば、短期目標の1つに作業に関する目標があったとします。

具体的支援の内容で、「集中して取り組めるようにする」という支援内容だったとしたら、次の支援内容は前年度の内容にプラスして「集中して作業ができるように、作業内容の検討や環境の整備をします」というように、「現在やってること」にもう一工夫足すか、やってみたいこと(チェック表や職員の近くに座ってもらう。)を入れれば完成です。

ダイエットに置き換えると、今年度の支援内容が「腹筋をする」だったとして、成果があればそのまま継続か違う筋トレもプラスする。成果がない場合は見直す必要があるので、「腹筋の回数を増やす」「腹筋トレーニング器具を使う」という風に変化させていきます。

おのぴの
おのぴの

この置き換えはわかりやすいのか!?

付け足すことも浮かばなければ、他の利用者の過去の支援内容を参考にすれば良いと思います。

まとめ

施設によって支援方法って色々あります。

同じ人は居ないので違うのは当たり前ですが、各施設でチェックしている上司には、文章の表現に『好み』があるので、その施設で使っている短期目標、支援内容の表現は参考になると思います。

ここまで作ったら、とりあえず見直しをして1度提出してみると良いです。

完璧に作る必要はないですし、ある程度形にして出せば、施設として追加してほしいことや表現の直しを上司が教えてくれるはずです。

とりあえず形を作るところから始めて、組み立てられるように頑張ってください。


※他の利用者の文章や前の計画書(年間や中間)の文章を参考にするときに、

そのまま同じ文章を入れないように注意してください。
おのぴの
おのぴの

前と同じじゃないか・・・

って呆れられてしまいます・・・

頑張って納期は守りましょう♪

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