子供の料理にみりんを加熱せずそのまま使うのはダメ?

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魚やお肉の臭みを消したり料理の旨味を増やしたりする際に使用する調味料「みりん」

しかし、育児中の方の中には、みりんにアルコールが含まれていることから「子供に影響はないのかな」と心配になられる場合も。

この記事では幼児期の子供の料理にみりんをそのまま使っても良いのかについて解説していきます。

日々の料理に欠かせないみりんの育児中の扱いがすべて分かるようになります。

「みりんを使った美味しい料理を子供に食べさせてあげたい」という方はぜひ見ていってください。

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子供の料理にみりんを使用する場合は加熱必須

幼児期の子供の料理にみりんを使用する場合は必ず加熱するようにしましょう。

みりんはアルコール度数13~14%と非常に高いアルコールが含まれています。

アルコールは一度加熱をすれば、完全には飛びませんが問題ない程度にまで飛ばすことが可能です。

加熱をしていないみりんを使用した料理を子供が食べてしまうと急性アルコール中毒になる可能性があります。

みりんを使用する際には必ず加熱してアルコールを飛ばしたものを使用してください。

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子供の料理にみりんを使いたい場合の対処法

幼児期の子供にみりんがまだ早いことはわかっているものの、美味しいものを食べさせたいからと使いたい場合もあるでしょう。

どうしてもみりんを使いたい場合におすすめする2つの方法を紹介します。

みりん風調味料を使う

みりん風調味料とは、その名の通りみりん風味でアルコールが1.0%未満に調整された調味料です。

みりんと同じような用途で使用できることから、幼児期の子供の料理によく使用されています。

ただし、みりん風味調味料と名前がよく似たみりんタイプ調味料にはアルコールと塩分が含まれています。

「間違えてみりんタイプ調味料を使ってしまった…」なんてことがないよう十分に注意しましょう。

煮切りみりんを使う

煮切りみりんとは、みりんを加熱してアルコールを飛ばしたものです。

この煮切りみりんの作り方は大きく分けて2つあるためこちらを参考に作ってみてください。

電子レンジを使う方法

  1. 大さじ1のみりんを底が深い耐熱容器に入れます
  2. ラップをせずにレンジに入れて600Wで1分~1分30秒ほど加熱します
  3. できたら少しなめてみてアルコールが飛んでいるか確認します

鍋を使う方法

  1. みりん100mlを鍋に入れます
  2. 加熱してみりんが沸き始めてから1分~1分30秒ほどそのまま続けます
  3. できたら少しなめてみてアルコールが飛んでいるか確認します
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子供が加熱していないみりんを口にしたらどうする?

子供が加熱していないみりんを口にした場合は水分をたくさん取らせましょう

大量の水分を取らせることで胃の中のアルコールを薄めることができます。

しかし、幼児期の子供はまだまだ臓器が未成熟で、たとえ少量だったとしてもアルコール中毒になる可能性があります。

少しでも顔が赤くなってきたりふらついていたりなどの症状が見られるようならすぐに医療機関を受診してください。

また、医療機関を受診するかの判断を自分で行うことが難しい場合は厚生労働省の子ども医療電話相談事業を利用しましょう。

全国同一の短縮番号「#8000」をプッシュすることで、住んでいる都道府県の相談窓口に繋がります。

相談窓口では、小児科医師および看護師からどのような対処が良いかアドバイスを受けられます。

住んでいる都道府県にもよりますが、平日は夕方18時から朝方8時まで、休日は一部朝方から夕方まで対応可能です。

子ども医療電話相談事業のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html)より自分が住んでいる都道府県の対応時間を確認して連絡してみてください。

子供がアルコールを誤飲する事故が増えている

近年子供がアルコールを誤飲する事故が増えており、消費者庁が注意喚起を行っています。

消費者庁では以下の2つの事例が挙げられています。

・グラスの焼酎をキャビネットに置いていたところ1歳の子供が誤飲して急性アルコール中毒の疑い

・ジュースと並べて置いてあった瓶のお酒を4歳の子供が誤飲して経過観察

参考:消費者庁 子どものアルコール飲料の誤飲に注意!

(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20200319/)

みりんはもちろんですが、他のアルコール飲料に関しても子供の手の届かない場所に置いておくようにしましょう。

まとめ

この記事では幼児期の子供の料理にみりんをそのまま使っても良いのかについて解説してきました。

幼児期の子供の料理にみりんを使う場合は加熱してアルコールを飛ばす必要があります。

アルコールを飛ばさずにみりんを使用するとアルコール中毒になってしまうかもしれません。

電子レンジや鍋で加熱してアルコールを飛ばした煮切りみりんを使うようにしましょう。

また、アルコールが入ったみりんを使うこと自体に不安を感じる場合は「みりん風調味料」がおすすめです。

みりん風調味料ならアルコール分1.0%以下となっているため子供の料理にも安心して使用できます。

みりんの扱いには十分に気をつけた上で美味しい料理を食べさせてあげてください。

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