筋トレやダイエットなど、運動をしている人であればプロテインを日常的に摂取している方も多いはず。
またこれからトレーニングを始めようとしている人のなかでもプロテインを活用しようと検討している方はいるかと思いますが、意外とプロテインの種類や違いについてよく理解している人というのは少ないのではないでしょうか。
ということで今回は、筋肉を育てるのに欠かせない存在であるプロテインについて、その種類や違いについて解説していきます。
「やっぱりトレーニングにはプロテインが必要?」
まずプロテインについてですが、そもそも「なぜトレーニングと合わせてプロテインを飲むのか」という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
理由は簡単なもので、「たんぱく質を補給するため」です。
たんぱく質は筋肉を大きくしていくために必要なものであり、プロテインを飲まずに筋肉を大きくすることは可能ですが、プロテインを飲むことでより効率良く筋肉を大きくすることができます。
最近ではアスリートだけでなく美容や栄養の補給を目的に飲む人もいるので、身近な散財になってきています。
【なにが違う?】プロテインの種類とその違いとは?自分は何を飲むべき?
さて、筋肉を大きくするためや美容のためなど、色々な理由でプロテインを飲んでいることかと思いますが、プロテインには色々な種類があります。
その種類について、どのような違いがあるのかというところを含め、解説していきます。
牛乳を原料としたプロテイン① ホエイプロテイン
商品名になっているものもあるので聞いたことがある方も多いかと思いますが、「ホエイプロテイン」というのも牛乳を原料にしたプロテインです。
プロテインも色々とありますが、その中でも比較的消化する速度が速いという特徴があります。
こうした特徴があるときに、どのような人におすすめできるか。
それは、トレーニング直後です。
トレーニングを行うことで筋肉が傷ついていますから、それを回復するために体はたんぱく質を欲しがるわけです。
そのためトレーニング直後にプロテインを飲んでたんぱく質を摂取することがおすすめだということになります。
牛乳を原料としたプロテイン② カゼインプロテイン
こちらもホエイプロテインと同じく牛乳を原料としたプロテインです。
実は牛乳に含まれるたんぱく質のうち、80%ほどはカゼインというものが占めていて、カゼインは消化が遅いことが特徴です。
「消化が遅い」というのはホエイプロテインと真逆な特徴となりますが、これによりホエイプロテインとは違った活用の方法ができます。
それは、寝る前や間食として飲むという方法です。
消化されるまでに時間がかかるということはそれだけ満腹感が長続きするということですので、ダイエット中の間食を防ぐ存在として大きく役だってくれるでしょう。
また運動後にホエイプロテインと合わせて摂取することで、消化タイミングの違いを活かして体内にたんぱく質が不足している時間を減らすことができ、より効率的に体づくりを行うことができます。
就寝の前に飲むことで寝ている間にも筋肉に栄養を届けることができるようになりますから、「効率的に体づくりをしていきたい」という方に、カゼインプロテインはおすすめなわけです。
大豆を原料としたプロテイン ソイプロテイン
ここまで紹介したプロテインは牛乳を原料としたものでしたが、大豆を原料としたプロテインもあります。
その名の通り「ソイプロテイン」というものなのですが、牛乳を原料としているものとは違い植物性のたんぱく質であり、カゼインプロテイン同様、消化がゆっくりなのが特徴です。
ソイプロテインには大豆イソフラボンが含まれているものもあるので、そういったソイプロテインを摂取することで大豆イソフラボンも一緒に摂取することができます。
血流改善や健康的なお肌を保つなど、美容向けな大豆イソフラボンを一緒に摂ることができるのは嬉しいですね。
またなかには「牛乳を飲むとお腹を壊しやすい」という方もいるかと思いますが、そういった方はホエイプロテインやカゼインプロテインにも同じことが言えるので、その場合にはソイプロテインを利用することもおすすめします。
まとめ 自分に合ったプロテインを選ぶことが大切
筋トレやダイエットなど、色々な目的で飲まれているプロテイン。
しかしプロテインというのは一種類ではなく「ホエイプロテイン」や「カゼインプロテイン」、「ソイプロテイン」など色々と種類があるわけです。
消化や吸収は早いホエイプロテインは、特にトレーニング直後に飲むことで効果を発揮しやすいですし、逆に消化や吸収が遅いカゼインプロテインやソイプロテインは、間食を防ぎたいときに飲むことで効果を発揮します。
またカゼインプロテインはホエイプロテインと合わせて使うことで、より効率よく体づくりを進めることができますので、プロテインは種類を選ぶだけでなく、自分に合った使い方をする必要もあるということですね。