この記事は、FXに興味はあるけど、具体的にどういうものか知らない方、FXをしてみたいけど始め方が分からない方向けの記事です。
今回は、そんなFX初心者の方々でも分かりやすく具体的に解説していきます。
FXとはそもそもどういう仕組みなのか
FXとはForeign Exchange(外国為替)の略です。
日本語でいうと【外国為替証拠金取引】といいます。
つまり、異なる国の通貨を購入した際に生じる為替相場の変動を利用した取引方法です。
【例えば、4月1日に1ドルが日本円100円の時に1ドル買ったとします。】
5月1日 【1ドル=105円】 | 6月1日 【1ドル=95円】 | |
利益・損益 | 利益は5円 | 損益はマイナス5円 |
上記の場合でいえば、5月1日にドルを日本円で売却していれば5円の利益を得られます。
しかし、6月1日に売却をした場合は逆に−5円の損益となります。
このようにドルと円など、異なる国の為替変動を利用し取引することをFXというのです。
FXで取引できる時間帯
FXの取引時間帯は平日であれば24時間取引可能となっています。
さらに詳しく言うと、日本時間で月曜日の早朝6時~土曜日の早朝6時までの間に取引ができます。
万が一、土曜日の早朝6時まで通貨を保有していた場合は翌週に持ち越すことも可能です。
なので、日中忙しいサラリーマンでも気軽に好きなタイミングで取引ができるのがFXの魅力です。
FXで取引できない時間帯
FXで取引できない時間帯もあり、それは土日や海外の祝日になります。
為替市場で働いている方も休暇は必要です。土日は為替市場が閉まっていますので必然的にお休みとなります。
※一部国では土日でも為替が動いている場合もあります。
FXの口座開設方法
FX口座開設の流れはとても簡単です。
①まずは好きな証券会社を選びましょう。
↓
②その証券会社で取引口座の開設をします。
↓
③必要上を入力し、本人確認書類の提出をします。(撮影OR発送)
↓
④簡単な審査がございます。(3日から1週間程度)
↓
⑤審査が完了したら、あとは入金して取引するだけです。
レバレッジ効果
FXでは少額の資金で、多額の通貨をやり取りできる「レバレッジ効果」というものを利用できます。
普通の外国為替取り引きの場合は、例えば、1ドル=100円の時に、1000ドル購入しようとすると、本来は10万円が必要です。
しかし、FXではレバレッジ効果を利用することで、25分の一の金額、つまり、1000ドル買うのに、4000円だけで取引が可能です。
また、仮に10万円資金があったとすれば、25000ドルのアメリカドルを購入することができます。
この仕組みを利用すれば、少ない金額でも、大きな為替差益を得る事ができるので、効率良く、利益を上げることが可能です。
レバレッジをかけた時の損失
先の通り、レバレッジという仕組みを利用すれば、比較的少額の軍資金しかなくても、多額のリターンが見込めます。
しかし、当然リスクもあります。それは、レバレッジは利益にだけでなく、損失に対しても作用することです。
判断を誤ると、ロスカットにより預けた証拠金を失ったりするので、注意が必要です。
この対策方法としては、大きなレバレッジをかけることを避けることが考えられます。
売りからもエントリーが可能
普通は通貨を売買する時には、日本円で他通貨を買うことから売買が始まると思っている方が多いと思います。
しかし、FXでは対象としている通貨に対して売りからでもエントリーすることができます。
そのため、相場のトレンドが、上昇トレンドであろうが、下降トレンドであろうが、どちらにでも、対応が可能です。
つまり、普通は上昇トレンドにおいて「買い」でエントリーするのが一般的です。
しかし、FXでは下降トレンドの時に、「売り」で入ることも可能なので、エントリーする良いタイミングが通常の為替取引よりも多くなると考えられるでしょう。
自分の投資スタイルを決めよう!
取引にはいくつかのスタイルがあります。取引開始から決済までの期間によって、呼び名から手法、使用するツールまで異なってくるので、自分の投資スタイルを見つけることが大切です。
投資スタイルはおおまかに、取引期間の短い順に「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」に分けられます。
スキャルピングとは?
スキャルピングとは、超短期売買のことを言います。取引開始から決済まで長くて数分、短ければ数秒という短い期間の取引で、わずかな利益を積み重ねていくスタンスです。円に換算すると1銭から数銭の利益を狙います。
デイトレードとは?
デイトレードとは、10分程度から長くても1日のうちに決済を終わらせるトレードで、10銭から1円近くの利益を狙います。
スイングトレードとは?
こまめなチャートチェックが難しい職種の場合は、スキャルピングやデイトレードは不向きかもしれません。そんな方にはスイングトレードと呼ばれる手法がお勧めです。2日から1週間ほど保有するため、狙う利益も大きめでスワップポイントも期待できます。
金利の高い通貨を買えば利息がもらえる!
FXでは、為替差益のほか、高金利の通貨を購入した時の利息がついてきます(インカムゲイン)。これは金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買った時のみ得られるもので「スワップ金利」と言います。
例えば、金利1パーセントの通貨を売却して金利3パーセントの通貨を買ったら、1パーセントの金利分を支払い、3パーセントの金利分を受け取ることになります。差し引き2パーセントのインカムゲイン(利息)が得られる仕組みとなっています。レバレッジを大きく効かせればその分スワップ金利にも反映されます。
注意しなければいけないのが、逆に金利差分を支払わなければならないケースがあることです。金利の高い通貨を売って、金利の安い通貨を買った場合、金利差分の利息を支払うことになります。
もう一つ注意が必要なのは、為替レートの損失がスワップポイントを上回る場合です。高金利政策の国は、新興国が多いのですが、こうした国は経済や政情不安で為替が不安定に動きがちです。予想外の動きでスワップポイントを上回る為替損失を受けるケースもあるので注意が必要です。
ロスカット(強制決済)!
FXは必ず儲けられるとは限りません。損失をこうむるケースも想定しなければなりません。為替が予想とは逆の動きをしてしまった時、「そのうち戻る」と我慢する手法もあります。しかし損失が増えて、損失額が証拠金を上回ってしまったらどうなるでしょう。損失が証拠金を上回る前に、一定の基準を上回ったところで、多くの取引業者が「マージンコール」という警告を発します。このときに投資家は追加の証拠金(追証)を差し入れます。それができなければ自動的に決済され、損失が確定してしまいます。このシステムは「ロスカット(強制決済)」と呼ばれ、損失が証拠金を上回らないように取られた措置です。
ロスカットは、レバレッジを大きくすればするほど作動しやすくなります。わずかな値動きで損益の振れ幅が大きくなるからです。損益が大きくならないような取引をするために、損切りする基準を決めておきましょう。慣れないうちはレバレッジを小さくし、「自動売買」などの手法を使うのも手です。
FXの自動売買とは?
これから始める方は特に、注文(売り買い)の仕方ってよくわからないですよね。
「FXってどうやって売り買いするの?」 「買います!売ります!だけじゃないの?」
わからないことがいっぱいありますよね。
FXを始めるときは大切なお金を使って始めるものなので、みなさん色々調べてから始めると思いますが、なかなか難しいですよね。
私も始めたときは注文方法がよくわかりませんでしたが、為替の動きを見るのが初めてではなかったので「プラスになった時に売ったり買ったりすれば良いんでしょ♪」ぐらいで始めてしまったんです…。
全っ然、増えないですね!涙
注文したまま寝ちゃって朝起きたらマイナスが一桁増えてたり、この後プラスに変わるかも!って思ったまま決済(注文を終わらせる)するタイミングを逃してマイナスが膨らむ…etc
FXは24時間注文を出すことができます。ですが24時間自分で注文するわけにはいかないですよね。
そこで「色々な注文方法」が必要になってくるわけです!
まずは基本的な注文方法を、わかりやすく簡単に説明
基本的には下の3つ
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
これが基本になる注文方法です。
1つ目の「成行注文」とは、注文した時点の価格で売買する方法です。為替レートの値動きを見て売買を決定します。「今買います!今売ります!」ってやつですね。特に相場が急変したときによく使い、損失を最小限に抑えることに有効です。
2つ目の「指値注文」とは、買いたいレート、売りたいレートを指定する方法です。 例えば、今の価格が1ドル=110円50銭だったとして、「45銭になったら買おうかな」と思ったら、指値を110円45銭で指定して注文します。そして注文期間内に価格が45銭になったら売買が成立します。注文期間は、その日や1週間等の指定ができます。期間内にその価格にならなければ売買は不成立になります。つまりは「一定の価格に下がったら買う、一定の価格に上がったら売る」注文となります。
3つ目の「逆指値注文」とは、高くなったら買う、安くなったら売る注文方法です。指値注文の「逆」で「ストップ注文」と言われています。例えば、110円50銭の時に「60銭になったら買う」「40銭になったら売る」という注文になります。為替は上下するから利益にならないんじゃない?と思ってしまうところですが、これにはトレンドに沿って取引できるといったメリットがあります。為替は上昇でも下降でも、一方向に動きだしたらしばらくそのトレンドが続く傾向があります。慣れないうちはその動きを判断することは難しいですが、判断基準としてはチャート分析で行います。
以上が基本的な注文方法です。聞きなれない言葉があって最初は難しいですが、「今買って為替を見て売買する」か「為替の上下に合わせて指定して売買する」「トレンドの傾きに合わせて売買する」といった感じでしょうか。
これから「自動売買注文」について説明したいと思います。
自動売買とは?
FXの取引は24時間行うことができます。ですが、24時間パソコンをチェックしていることはできませんよね?目を離したすきに相場が急変し、損害をこうむることがあります。それを避けるために、あらかじめ売買する為替レートを設定しておく「自動売買注文」というテクニックがあります。
それがこれ!
- IFD注文
- OCO注文
- IFO注文
の3つの注文方法になります。
始めてたと聞きなれないし、難しく感じますね。
でも大丈夫!言葉とどんな注文方法なのかがわかっていれば、注文画面で項目を選ぶだけで注文を出すことができるので簡単です。
ではどんな注文方法なのか説明したいと思います。
IFD注文とは?
取引が成立すると同時に自動的に次の注文ができます。
取引が成立すると、次の注文(反対売買)が自動的にセットされるのが「IFD注文」です。
例えば1ドル=110円でドルを買うという1つ目の注文と同時に、111円になったらドルを売るという2つ目の注文を出しておきます。2つ目の注文は1つ目が成立して初めて有効になります。
IFD注文は利益確定を予想して出しますが、パソコンの前から離れなければならなくなった時の大きな損失を避けるためにも使われます。
OCO注文とは?
1度に2つの反対の注文を出すことができます。
同時に2つの注文を出して、どちらかが成立すると片方が取り消される注文が「OCO注文」です。現在の為替レートから高くなった時の「売り注文」、安くなった時の「売り注文」の2つを注文し、先に該当した注文が成立する注文方法です。
例えば110円だったとして、「111円の指値の売り注文」と「109円の逆指値の売り注文」を同時に出します。利益の幅と為替が変わった時の損失を抑えることができます。為替のレートに合わせて利益になる幅を増やし、損失になる幅は狭くしておくといった設定もできます。上がっても下がっても注文は確定するので、違うことをするときにOCO注文を出しておくと便利です。
IFO注文とは?
IFD注文とOCO注文を合わせた同時に3つの注文を出すことができます。
最初の注文が成立したら自動的にOCO注文ができる方法です。例えば1ドル110円の時に、「1ドル109円になったら買う」という注文を出します。109円になって注文が成立した時に、「111円で売る」という利益確定の注文と「108円になったら売る」という損切の注文のOCO注文が自動的に発動するように設定するのがIFD注文です。
説明した3つの自動売買はたいていの取引業者で扱っていますが、取引業者によって取り扱っている注文方法が異なる場合があります。
FXの初心者が陥るワナ!
初めての方にとっては、FXはわからないことだらけだと思います。
バーチャル取引(デモ取引)というお試しの取引体験ができるアプリや取引業者がありますので、不安がある方はどんな感じなのか試してみるのも良いと思います。
ただし、デモ取引で勝つことができても、実際の取引では上手くいかないことのほうが多いと思います。それはなぜかというと、実際の取引で使うお金は「自分のお金」だからです。
初心者は冷静でいられない!
デモ取引では架空のお金を使用するので、焦ってしまうこともなく気持ちに余裕があります。しかし、実際の取引で自分のお金が動くと、「マイナスを増やして損をしたくない」「もう少し利益が上がってから決済したい」等自分の気持ちが揺れ動くことが多く、冷静な判断ができなくなることがあります。
ポイント
冷静でいられるかが勝敗を左右する!
ちょっとした値動きに敏感に反応し、あわてて「損切り」したものの、すぐに反転して儲けを逃してしまう。損切りするタイミングなのに、なかなか決断を下せず、ズルズルと傷口を広げてしまう。また、利益が上昇する余地があるのに、あわてて決済してしまい後悔する。利益が十分にのっているにもかかわらず、「欲」が出てしまい結局反落して儲け損ねてしまう。
初めのうちはタイミングがよくわからず、いつどうして良いかがわかりませんよね。繰り返しチャートを分析し、自分なりの売買のルールや、自分が勝ちやすい為替の動きを決めることで、勝率が上がるようになってきます。
FXで失敗する人の特徴・・・
・感情的に投資してしまう。
熱くなったり冷静な判断が下せなくなってしまうタイプが多いです。損失が膨らんでくると、ギャンブルのように「取り戻したい」等の感情が働き、投資判断を誤りがちになります。
・いつでも投資したい。
投資チャンスはいつでもあるとは限りません。チャートを見ても不透明な動きが多く、予測しにくい時もあります。無理に参入しても損失をこうむるだけなので、自分なりの勝てるタイミングがくるまで「様子を見る」ことがとても大切です。
・欲張ってしまう。
いかに大きく勝つことよりも、勝率を高めたり、負けを少なくすることを意識して取引を行うことが大切です。
まとめ
FXを始める理由としては、「資金を増やす」という目的の方が多いと思います。私もこれです。なので、「何度も取引をして増やしたい」「減らしたくない」「待っていられない」等の理由はとてもよくわかります。稼いでいる人を見れば見るほど簡単に稼いでいるように見えてしまいます。ですが、自分のお金を動かすときは気持ちを冷静に、取引するタイミングをよく見て判断するようにしてください。